極める 加藤夏希のチョコ学

チョコレートの歴史についての番組。

1回目が面白かったので、2回目も見たが、

その終盤で「やられた」という感覚。刺激の強い内容だった。

古代アステカ文明では、カカオは神様の食べ物だったと言われていた。

その謎を解く内容だった。


◎カカオをすりつぶして水で溶かし、唐辛子や食紅で味付けして飲んでいたのが、

砂糖が入ってきてからは甘い飲み物・チョコラーテとして飲まれるようになった。

◎カカオに様々なものを混ぜて薬として飲まれた。

◎希少なものなので高貴な身分の者しか飲めなかった。

◎希少なものである為に、お金として使われていた。

で、歴史をもっとさかのぼると、神事に関わる食べ物という意味が強く、

もっとさかのぼると、「神の食べ物」という意味で食べられる。

古代アステカ文明には、神に生贄をささげる風習があった。

人が生贄としてささげられ、心臓と血が神の食べ物とされていた。

心臓がカカオの実と同じくらいの大きさであるので、人を生贄にする代わりに

カカオをささげるようになった。


番組に見入っていたため、生贄についての説明と絵を見て 参ってしまった。

ホラーのような内容だった。


バレンタインデーだからチョコレートを買ってきた。

気持ちよく食べられるといいけど。

チョコレートに怖い印象を抱いて困っている。


王の墳墓に人や牛馬を生き埋めにするのを止めるために埴輪が作られるようになった。

それと同じことだ。埴輪を見ても怖くないんだから、大丈夫だよね・・・と自分に言ってみる。

生贄や人柱は残酷で耐えられないことだから、別のことで置きかえられた。怖いことなのだ。

イメージして怖いと思ったのは、当たり前のことだ。古代のメソアメリカ文明の真っ只中にいるのではなくて、現代の日本にいるのだから怖いことは起こらない。あくまで私のイメージであって、今起こりそうなことではない。遠い過去のことだ。


それにしても、残酷な内容を含むときには予告してほしいものだ・・・・と私は思ったのだった。

不意打ちは困る。

http://www.nhk.or.jp/program/kiwameru/